
かずみちゃんが「家づくりワン・ツー・スリー」に参加したのがきっかけです。「家づくりワン・ツー・スリー」はあつこ社長が講師のご近所の仲良しグループや子育てサークル仲間など気心の知れた仲間と一緒に【私の理想の住まい】を勉強する会です。
その時の小倉家の家に対する思いは「自給自足の夢を実現するために、いつか家を建てたいなぁ・・・建てられればいいなぁ。」という程度でした。いつかその時のために勉強しておこう、「いつか…」を実現するために参加してみようと思いました。
「家づくりワン・ツー・スリー」の講座は、毎月1回500円という主婦にはうれしい金額。そのうえ内容は、木の伐採現場を見に行ったり、インテリアや家のメンテナンス、構造、現場見学など多岐にわたる住まいの勉強会でした。その中で一番おもしろくて勉強になったのが「風水」でした。後の土地探しにも本当に役に立ちました。新しい家を望むなら、まず今の住まいをキレイに掃除すること、毎朝窓を開けて新鮮な空気を入れ、環境を整えることが風水の基本だとあつこさんに言われ納得。こうしたことも意識するようになりました。
「家づくりワン・ツー・スリー」に参加したことであつこデザインスタジオの家づくりや思いが、小倉家の求める「自然に添った生活、環境を大切にした生活」に共通するものがたくさんありました。(細かく言うとビニールクロスを使わない…など)
数年後、いよいよ小倉家も土地を探して家を建てるという事になったときには、もちろんあつこさんにお話しして土地探しから力になってもらいました。いろんな土地情報を見ては一緒に現地へ行き、土地の環境を見てもらい建ててもいい土地かどうかを判断してもらいました。
2008年末までに土地を購入する目標をたて当時、NICU(新生児特定集中治療室)に長期入院していた次男たいちの面会時間の合間をみて、土地を探しました。
なかなかコレという土地が見つからず落ち込んだときもありました。そんな時、あつこさんが「大丈夫、しっかりイメージして探せば絶対出てくるよ」といつも励ましてくれました。2008年12月の半ばを過ぎ、2008年までに土地購入の目標は絶望的と諦めかけたその時、私たちが希望する金額よりも安く、広い土地が見つかったのです。本当にビックリでした。
さあ、次に建築会社をどこに…となった時、私の中では、あつこさんが一番何でも言いやすかったし、付き合いが長い分わかってくれるだろうと、あつこDSにお願いしようと思いました。けれども、家といえば大きな大きな買い物です。他にも何社かの建築会社を見てまわりました。主人かっちゃんが最後まで悩んだ会社もあり、一時は方角とか風水的な間取り・配置だけあつこさんにお願いしようか・・・という話しも出たほどです。
最終的にかっちゃんもあつこDSにしようと言ってくれたのは、風水のこともありますが、あつこさんが本当によく足を運んでくれたからです。他の会社は話しを聞きに行っても土地がないというと「あの辺に空いてる土地ありましたよ」くらいで終わりでしたから。
こちらの要望は、
1.自然素材(断熱材「サーモウール」、床は無垢材)を使うこと。
2.木材は県産材か国産材を使いたい
3.エコな住まい(薪ストーブ、薪釜など)
かっちゃんは、ほとんど自分が考えていた通りの間取りだと言っています。
そんな中で、風水的には悪いと言われた風呂の残り湯を洗濯や掃除に使うことは、私たちのライフスタイルでは外せないことだったし、雨水を溜めて使うとか、お風呂を薪で沸かすとか、竈(かまど)を作りたいだとか・・・そういう私たちの要望や思いを驚いたり、否定したりすることなく、逆に「ステキですね」「できるできる」「やりましょう」と言ってくれたので、もし他の建設会社だったらこうは行かなかっただろうなと話しをしながらも感じていました。

ものすごいサプライズでした。とても感激し、感動した地鎮祭でした。
この地鎮祭を迎えるにあたり、夫婦2人で般若心経の写経を何枚も何枚もしたり、玉石に般若心経の文字を一文字ずつ書いたりしました。大変な作業でしたが、新しい家で家族が健康で仲良く幸せでいられるよう気持ちを込めて頑張りました。
写経は土地の四隅に、玉石は家の中心に地鎮祭のときに埋めていただきました。こんなことはあつこDSに頼まなければ絶対出来ない初めての経験でした。
今振り返っても頑張ってよかったと思います。気持ちを込めて書いた写経の上にこの家が建っていますので、何か守られているような気持ちになります。家にも愛着がわきます。
地鎮祭は普通、家族だけでやるのに、たくさんの人に集まってもらいました。そして皆さんによかったねって言ってもらえて、両家の両親も喜んでくれて本当にいい地鎮祭でした。
こんなことからも、建てた後もずーーーっと、付き合っていける会社だと思いました。

小倉家では、家を建てる工程で自分達も何か携わりたいという思いがありました。あつこさんは壁塗りをぜひやってみませんか?と勧めてくれました。また子どもに対しては、現場は危ないから…と遠ざけるのではなく、家が建っていく過程をたくさん見せてあげると家に対する気持ちが違ってくるよ。とアドバイスしてくれました。それを聞いて、基礎の時から少なくても週2〜3回は幼稚園が終わってから、現場へ子どもと足を運びました。
現場にはいろんな車が来るし、いろいろな職人さんが来ます。高いところをスイスイ歩いたり、板を切ったり、見慣れない道具を持っている大工さん達を見てゆうたは「僕も大きくなったら大工さんになりたい」と言っていました。
壁はダイアトーマスを自分たちで塗ることにしました。工期もあり、全部を塗ることはできなくて途中、職人さんに手伝ってもらいながら仕上げました。
かっちゃんは家が着工になったとたん仕事が忙しくなり、壁塗りもあまりできなくて残念がっていました。私は今までの人生を振り返っても「今、私一番がんばってる!」って思えたほど次男たいちを連れて、現場でギリギリまで壁塗りし、家に帰って家事育児で休む暇もなかったけれど、自分たちで塗ってよかったと思います。実際、壁塗りは楽しかったですし、なにより職人さんのありがたさと大変さを身をもって知ることができました。なにより家に対する愛着がますます増え、満足感でいっぱいです。
他の現場を色々見せてもらって、素敵だけ、いざ自分達が住む家に色をつけて後悔しないだろうか…。そんな不安を跳ね飛ばすように、あつこさんとみどりさんが堂々と色をつけることを提案してくれたので、思い切って色をつけてみることにしました。
かっちゃんは、打ち合わせの時は「白は寒そうだから色はつけるけど、ほんの少し薄――くだな」って言っていました。それが現場で色合わせし、自分達で色を作っていくうちに、当初の薄―――くからいつの間にか、しっかり色をつけ、リビングは黄色、子供室は若草色に塗りました。特に若草色にかっちゃんはこだわって、黄と緑の配合を真剣になって作っていました。我が家にしかない色に仕上がったのではないかと思います。
ダイアトーマスは自分達の好きな色を作れて、好きな様に塗れるところがとてもいいと思います。
今はこの色があってこの空間なんだってわかります。色が時間帯によって変わり、すごくステキだし癒されます。もし白にしていたら・・・少しさみしかったかもしれません。引っ越した日にかっちゃんが「この色にして良かったね」ってうれしそうでした。忙しいわりに早く帰ってきたりして・・・もしかして家に帰ってくるのが楽しみなんじゃない?って思います。やさしくなったし・・・ストレートには言わないけど、すっごく満足しているのを感じます。
お風呂は灯油と薪兼用の風呂釜で焚いていますが、灯油は使わず毎日薪でお風呂をわかしています。薪で沸かしたお湯は全然温かさが違います。湯冷めも全くしません。身体の芯からポカポカです。かっちゃんが引越し前からずっと肩が痛くて上がらなかったのに、新居に引っ越して新しいお風呂に一週間入ったらすっかり治ったので、家族の疲れが毎日リセットできるように、毎日薪で沸かしています。
残り湯もとても尊くて、自分で沸かすから余計なんだけど、ワンタッチでお湯が当然のように出る給湯器と違って、薪を拾って割って燃やして・・・
なので、洗濯はもちろん、掃除とかにも使っていますし、お湯になるまでにこれだけの手間が入っているのだから、このお風呂に入る家族の身体にもとてもいいことだと思っています。
ゆうたは家を建てる過程を一緒に見ていたこと、大工さんたちにかわいがってもらったこと、壁を一緒に塗ったことなどなど…で、この家がお気に入りです。たまにドアとか乱暴に扱ったときに「大工さんが一生懸命作ってくれたお家だよね」って言うとよくわかってくれます。幼稚園に行く時には「お家さん、行って来ます〜」なんて言っています。
たいちは、無垢の床の上を思い切りハイハイしています。体は弱いのですがこのお家のパワーを受けてこれから元気に成長していくのではないかと思います。
かっちゃんは、明るくなりました。仕事は相変わらず忙しいけれど、以前より気持ちにゆとりがあるように感じます。
私は、家づくりワン・ツー・スリーをやっていたとき「結局家なんて建てられないよ」なんて思ったこともあったけど、やっぱり小倉家の家づくりはこの勉強会から始まっていたんだというのを感じます。家を建てるとき、どの家もキッチン選んだりお金を調達したり、大変なこといっぱいあるけど、そういう物質的なことではない根本的な家族の土台を私たちは家づくりを通して造っていったと思います。
一緒に壁を塗ったり、写経したり、色々な職人さんたちとつながって私たちの家ができあがった。そんな今は団地にいたときよりも、見えないつながりが家族の中に生まれたように思います。
とにかく家が暖かいです。1年目の冬はまだ暖炉で薪をあまり燃してはいけないとのことでほとんど使用していないのですが、断熱材のサーモウールと壁の黄色のおかげでしょうかとても暖かいです。夜もぐっすり眠れます。子供もすぐ眠くなっちゃいます。
私は、朝が苦手でプランをするときあつこさんが「かずみちゃんは東のキッチンにしたら絶対朝起きられるようになるよ」と言っていました。でもかっちゃんは「そんなのムリムリ」って思っていたみたいですし、自分でもムリだろうな〜と思っていたんです。けど〜なんだか、朝パチッと目が覚めるんです。あつこさんのマジックにまんまと嵌った気分です。
やっぱり黄色のワクワクと朝日が入るキッチンが私をやる気にさせている気がします。

他の人から見て「小倉家は家族仲がいいね〜」ってうらやましがられるような、夫婦が円満で家族が健康で笑顔で・・・っていう基本があって、何かを発信できたらいいな・・・。
この家のコンセプト「シンプルにナチュラルに暮らす」ことでみんなが集まって来てくれて、この家や家族を見て何かを感じてくれたり、卵やバターを使わなくても素朴でおいしいお菓子があること、身体にやさしく地球にいいものをみんなに気づいてもらえるような活動が自然と出来る流れができるといいですね。すぐに何かってことではなく、5年後とかそれ以降でも、家族がそれぞれ花咲かせられたらいいな。
家もまだまだ整えるところがいっぱい、併設した将来の菓子工房の内壁も塗らないとならないし、外壁もワックスかけて、2階に本棚を造って、それから石釜を作りたいし・・・
これから、もっと忙しくなり、会社が大きくなっても…お客さん一人ひとりに親切で丁寧な対応を忘れず、皆さんに笑顔としあわせを届けていってほしいと思います。
私たちが壁塗りを通じて本当にすばらしい経験をしたので、ぜひこれから建てる方にもお勧めしてほしいです。そのためにも、お客さんがやりやすい流れとか仕組みを作ってほしいです。
家づくりワン・ツー・スリーで初めて会った時のあつこさんは、まだ会社もあつこりふぉーむ工房でした。ダイアトーマスもない、みどりさんもいない、一人でがんばっている感じでした。
でも、この何年かで会社もすごく成長していて、あつこさん自身もパワーアップ、人との出会いも広がりを見せているように思います。
色々お世話になり本当にありがとうございました。
そして、これからもずーーーっとよろしくお願いします。